top of page

​フランス

マルセイユの宿

マルセイユの宿

 朝8時、ニース駅に着き、電車を乗り換え、お昼過ぎマルセイユに到着!

 私は、パリよりも南フランスの方に興味があったので

 フランスは海沿いに マルセイユ→アルル→アビニョン 

 という プロヴァンスコースを選んだ。


 たまにはインフォメーションで宿を紹介してもらう事にして

 受付のきれいなお姉さんに、希望の値段や場所などを告げたら

 すぐに手配してくれ、印のついた地図を渡してくれた。

 (インフォメーションでは無料で宿の紹介をしてくれるのだ)


 私は、”フランス人は冷たい” というイメージを勝手に作っていたので

 地図を頼りに宿に着くと、びくびくしながら

 「インフォメーションで紹介してもらった者ですが・・」と言ってみた。


 すると、小森のおばちゃまみたいなおばさんが満面の笑みで

 「まあ~よく来たわね」と迎えてくれたので拍子抜けし

 フランス人に対する人物感が180度変わることに。(It’s so Easy!)


 部屋は少し暗かったけど、かわいいカーテンがかかっていて

 シーツも清潔だったし、なにより1600円という安さが嬉しかった。

 

 ただ、お風呂は宿のオーナー家族と共同で

 何人子供がいるのか知らないけど、私が行くといつも誰かが使っていて

 なかなか入れず、待ち疲れて眠ってしまったら 朝になっていた・・

イフ島の1日

イフ島の1日

 朝お風呂に入り、港までちょっとした散歩のつもりで歩いていくと、

 イフ島まで行く船が止まっているのが見えたのでなんとなく乗ってみたくなり、

 衝動的にチケットを買ってしまった。

 (イフ島までは、船で15分程だったので お昼過ぎには帰るつもりだった。)


 島に着くと、船着場にお洒落なカフェがあったので

 海を眺められるテラス席で海風に吹かれながら

 とっても美味しいクロワッサンとカフェオレをいただき、

 朝の爽やかな日差しの中、贅沢な時間を楽しんだ。


 その後、島を散策しているとちょっとした高台に出たので

 辺りをぐるっと見渡すと、360度全て海を見る事ができた。



 暖かい太陽の光を浴びながら青い海を見ていると

 昨日までのスイスの寒さが信じられなくて、

 『すぐ隣の国でもこんなに違うんだ』と思ったりした。

 (まあでも、日本も北海道と沖縄は違うけどね・・)

 

 イフ島は1時間も歩くと、島を一周してしまい、

 

 歩いてる間は人影が全く無く、無人島に遊びに来たみたいだった。

 (オフシーズンなのか?それともここは観光する場所じゃなかったのか?)


 途中にすごく透明な入り江があったので、そこに戻り 

 1人で座ったり、ねっころがったり

 手を水につけてバシャバシャしたり、持ってきた本を読んだりと

 やりたい放題していたらお昼の2時をまわってたので、

 お腹もすいたことだし朝に行ったカフェで昼食をとることに。

 

ihu.bmp

​イフ島の透明な入り江

ブイヤベース

ブイヤベース

カフェの店員のお姉さんが、私を見ると

「また来たわね」みたいにニヤリと笑って、メニューを持ってきてくれたが

メニューはフランス語だったので全く解らなく、

私は ”フランスに来たら食べたい物No1” の

ブイヤベースはあるかなと思い、お姉さんに 

「ブイヤベース OK?」と聞いてみた。


お姉さんは、笑顔で

「OK!」と言ってくれたが、

その後、私の風貌を見て困ったような顔で

「3千円するけど大丈夫?」みたいなことを英語で言ってきた。


ところが私は、本場のブイヤベースは6,7千円はすると思ってたので

(その頃私は、お金にだらしがなかった。)

『お、大ラッキー♪』と思っていたのだ。


私が「OK」と言うと、どこから来たのか新しいウェイターが

テーブルに真っ白いテーブルクロスをかけてくれ、

うやうやしく食器をセッティングしてくれたので

朝とは打って変わってリッチなレストランにいる気分に♪


ワクワクしながら待っていると、ウェイターが大きなお皿に乗った

回りをジャガイモやレモンで囲むように飾られた、グリルした魚を運んできて

その後 白い骨壷みたいな器に入ったドロッとしたオレンジ色のソースを持ってきて

 

「これをかけて食べて」と言った。


ブイヤベースに対する私の勝手なイメージは、 

さらさらのスープに 海老やら貝やらが入ってるものだったので、

正直目の前の料理に戸惑ってしまったが、いざ一口食べてみると

魚介類のだしがギュッと詰まっていて、メチャクチャ美味しかった!


ゆっくり食事していたら日が暮れそうになったのでマルセイユに戻る事にし、

戻ったらすぐに日が暮れてしまったのでその日は終わり。



結局、その日は朝の軽い散歩のつもりが、

まるっと1日イフ島で過ごして終わってしまった・・

いざスペインへ!

いざスペインへ!

いよいよユーレイルパスの残りも予定通りあと2日となり、

なんとか ここまで順調にこれた事を有り難く感じた。

(ちなみに親への電話は、ドイツの時点で3日に1度でいいと言われ、

イタリアに入ったところで1週間に1度でいいと言われていた。)


そして、朝から鉄道に乗り南フランスを海沿いに走り

途中下車しながらアルルとアビニョンを観光して夕方の電車で

いよいよ最後の国スペインへ!

bottom of page